共有する情報は、入院前に使用していた薬剤、アレルギー情報、入院中に追加や変更となった薬剤、一般用医薬品や健康食品、薬の服用状況等です。 例えば、がんの外来通院治療では、薬薬連携により、かかりつけの保険薬局の薬剤師が、注射薬抗癌剤の治療スケジュールの把握や副作用の確認、注射薬と内服薬（のみぐすり）の相互作用等のチェック等を行いやすくなります。また、いち早く患者さんの状態を知ることで、安全に治療を進めていくことができます。お薬相談にのりやすくなる等のメリットも出てきます。 もし何か問題点があれば、かかりつけの保険薬局から病院・診療所へ情報をフィードバックすることで、主治医にその情報を伝えることができ、次回の診察に反映することができるようになります。

 入院することが決まったら薬の整理はかかりつけ薬局におまかせください。

　  入院することが決まったら_A4版　　入院することが決まったら_A5版

情報の共有方法には手紙、FAX、メール等さまざまな選択肢が挙げられますが、県民の皆様に活用していただきたいのは「お薬手帳」です。「お薬手帳」は、皆様が使用しているお薬の名前や使い方などに関する情報を、過去のアレルギーや副作用の経験の有無等と併せて、経時的に記録するためのものです。

 診察や調剤を受ける際に、医師や薬剤師に「お薬手帳」を提示していただくことで 患者さん自身だけでなく医療従事者も、さまざまな診療科の薬や一般用医薬品、健康食品、アレルギー等の情報を簡便に共有することができます。

これまでは、紙のお薬手帳が主流でしたが、そこに電子版のお薬手帳が加わりました。

　 「スマホで安心！　おくすり管理　ｅお薬手帳」（日本薬剤師会ホームページ）」 

 ～薬剤師のみなさまへ～
現在、県内では「高知県薬薬連携シート」を運用中です。

• 高知県薬薬連携シート（薬局から）エクセル版
• 高知県薬薬連携シート（薬局から）
• 高知県薬薬連携シート（病院から）エクセル版
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